うなむーの食べある記846店目。
今回は東京都台東区の浅草に有ります〔神谷バー〕さんに行って来ました。
イベントのお手伝いで上京し、一度行って見たかった神谷バーさんについに訪問する事が出来ました!
猫関係のイベントが浅草の都立産業貿易センターで開催される事が多く、浅草に行く度に此処神谷バーさんがとても気になっておりました。
が、日曜日ともなれば満席必至の有名店でしたので中々訪問するチャンスがありませんでした。
今回は日曜日のイベント後にそのまま浅草に宿泊する事となりましたので
翌日の月曜日の開店直後を狙って神谷バーさん前で待機しておりました。
これならば確実に席に付く事が出来るでしょう。
入口横に並ぶ食品見本の置かれたショーウインドウにレトロ感を感じますが
何と言っても日本最古のバーが此処神谷バーさんですので歴史の厚みが違いますね。
お店の住所も浅草一丁目の一番一号、験の良さも感じますね。
さて、定刻どおりにお店が開店しました。
まずは入口で食券を買い求めてから席に着きましたが、
正しくはまずは入店し、席を確保してから食券を買い求めるのが正しい作法の様です。
神谷バー店内。
バーと言うよりも洋食レストランと言う雰囲気。
名前から来るとっつきにくさは皆無でありました。
これなら気軽にお酒と食事を楽しめそうですね。
神谷バー お品書き。
バーと言うだけあってお酒の種類も充実しておりましてもちろんカクテルもあります。
そしてびっくりするのがその価格。
日本有数の観光地のど真ん中にあるお店ながら実に良心的な価格なのです。
此れはお料理の価格にも当てはまります。
さて、神谷バーと言えばもちろん〔電気ブラン〕を呑まない訳には参りません。
まずはデンキブラン 300円と生ビールの(小)600円を注文しました。
電気ブランはもちろん呑んだ事はあるのですがここ神谷バーでお勧めする「ビールをチェイサーにして呑む」と言う方法は初めて試してみました。
甘くて濃い味の電気ブランを呑んだ後にビールを呑むと何と言うか、ビールの清涼感が増すような気がします。
そしてビールを呑んだ後に電気ブランを呑むとそのコク深さが増す様な気がします。
なるほど、此れは美味しい呑み方ですね。
良いが回り、ほど良く心地良くなって来た頃に次々に食事が運ばれてきました。
此方は厚切りベーコン 750円。
5~6ミリほどの厚切りのベーコンがこんがり焼かれています。
もちろんビールとの相性は抜群です。
そして此方は私が熱望したスパゲッティナポリタン 750円です。
真っ赤なナポリタンの具材はハムと玉ねぎ、そしてマッシュルーム。
ソースはケチャップではなく、オリジナルのトマトソースを使っている模様。
味わいはケチャップの様な重さは無く、酸味の利いた軽快な味わい。
これもまた昔を偲ばせる東京の味わいなのでしょう。
うんうんと深く頷きながらフォークに巻き取りつつ頂きました。
此方は連れが所望した海老マカロニグラタン 850円です。
熱々のホワイトソースの中にはたっぷりのマカロニと海老がゴロゴロ。
クリーミーなグラタンを口に入れてびっくり!
何とも懐かしい味がしたのです。
「これ、子供の頃に母が作ってくれたグラタンの味に良く似ている!」
思わず連れに語ってしまいました。
今でこそグラタンなど珍しくも何とも無い一般的な料理ですが、
私の子供の頃は誕生日に母が手間隙駆けて作ってくれる特別なご馳走だったんですよ。
その母の作る手作りのマカロニグラタンが楽しみで楽しみで…
きっとこの神谷バーのグラタンも昔ながらの方法と食材で丁寧に手作りされているのでありましょう。
懐かしい味わいに舌鼓を打ちつつ、デンキブランを呑み進めます。
途中で料理とお酒を追加で注文。
追加注文の場合はテーブルでボーイさんに注文し、その場で現金払いする事で食券を買い、お願いする事が出来ます。
このボーイさんの折り目正しい客扱いがまた素晴らしいのであります。
此方はたこのスモークサラダ 650円。
お酒をワインにかえてから頂きました。
大きなタコの足のぷりぷりとした食感がとても良かったですね。
そして最後に頂いたのが此方、ビーフシチュー1450円です。
このボリューム満点のビーフシチューが浅草で1450円なんてとんでもない破格でありますよ!
じっくり煮込まれて柔らかくなった牛肉のとろける様な美味しさが堪らない!
今回は頼みませんでしたが絶対にライスかパンを一緒に注文すべきであったと後で後悔しました。(苦笑)
歴史ある建物
美味しいお酒
素晴らしい料理
折り目正しいボーイの接客
そして良心的な価格
わたくし、神谷バーの大ファンになってしまいました!!!
今後浅草を訪れる事があるならば、必ず神谷バーさんに行くぞ!、と心に誓うのでありました。
2022年10月24日訪問
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